愛する家族と共にレース事業に携わり、父の設計した“マッハ5”を愛車に天性のハンドルさばきでライバルたちを圧倒するスピード・レーサー。彼は、レース中に命を落とした兄で真のライバル、レックスの遺志を継ぐべくレーストラックを疾走していた。そんなある日、ロイヤルトン・インダストリーズから好条件のオファーが舞い込む。しかし、スピードがこれを断ったことから、不正まみれのロイヤルトンはマッハ5に二度とゴールさせないと脅しをかけてくるのだった。スピードはレースでロイヤルトンを打ち負かすことが最善の道と決め、兄の命を奪ったクロスカントリー・ラリーに出場するが...という物語。
往年の大人気アニメ「マッハGoGoGo」を「マトリックス」シリーズのウォシャウスキー兄弟が実写映画化したカー・レース・アクション。個人的にも小さい頃にアニメを見ていた記憶があります。突拍子もない描写もあるので、それをどういう風に表現しているのかと思いましたが、それなりに世界観が成立している気がします。美しい映像とスピード感もあって思ったより楽しめました。音楽も原曲をかっこよくアレンジしています。ただ、それらの演出に比べてストーリー展開や結末もかなりベタなので、客層としてファミリーを意識したのかもしれませんが、結果的に「マトリックス」好きの大人のファンにとっては少し物足りない感じとなってしまいました。
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