D-Movie(No.885)

・邦題:『スカーフェイス』
・原題:『SCARFACE』
・監督:ブライアン・デ・パルマ
・脚本:オリヴァー・ストーン
・キャスト:アル・パチーノ、ミシェル・ファイファー他
・制作:1983年/アメリカ
・ジャンル:アクション
・上映時間:170分
・評価:★★★


1980年、キューバから反カストロ主義者として追放され、フロリダ州マイアミへ船で渡ってきたトニー・モンタナとマニー・リベラ。政治犯レベンガの殺害を皮切りにアメリカの裏社会で暗躍するコカイン取引きで一攫千金を狙い、麻薬王と呼ばれるフランクの配下におさまる。独断でボリビアの黒幕・ソーサと高額取引を成立させたトニーを危険視したフランクは、殺害を試みるが失敗。逆にトニーはフランクを殺害し、マイアミの麻薬王として君臨することに。すべてを手に入れたトニーだったが、やがて自身も麻薬の大量摂取により崩壊していく...という物語。

1932年のギャング映画『暗黒街の顔役』(原題同じ)をオリバー・ストーンが脚色し直したリメイク作品。アル・パチーノ演じるトニー・モンタナが、裏社会でのしあがり、やがて破滅していく物語。アクションシーンも迫力があり、全編にわたって緊張感も持続し、若干長尺が気になるところではありますが、ギャング映画としてよく出来ていると思います。ただ、アル・パチーノ主演ということで、どうしても彼が主演した同じく破滅型の主人公を描いた『セルピコ』(1973)や、『狼たちの午後』(1975)と比較してしまうので、そうするとどこか物足りない部分も。やはり主人公の生き方にもう少し”切なさ”が欲しかったです。

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