D-Movie(weekly)

・邦題:『サガン−悲しみよ こんにちは−』
・原題:『SAGAN』
・監督:ディアーヌ・キュリス
・脚本:ディアーヌ・キュリス他
・キャスト:シルヴィー・テステュー、ピエール・パルマード他
・制作:2008年/フランス
・ジャンル:ドラマ
・上映時間:122分
・評価:★★★★


デビュー作『悲しみよ こんにちは』が世界的なベストセラーとなり、わずか18歳にして時代の寵児となった女性、フランソワーズ・サガン。以後、次々と小説を発表する一方で、その華麗な交友録で私生活にも注目が集まっていた。あり余るほどの富を手にした彼女は桁外れの金額でギャンブルに興じ、奔放な恋を謳歌する。そんなある日、スポーツカーを運転していて事故に遭い九死に一生を得たサガン。その後22歳で編集者のギイ・シェレールと結婚するが、それはほどなく失敗に終わってしまう。彼女の人生はどこにたどり着くのか...という物語。

デビュー作が大ヒットし、若くして成功を手にしたサガン。彼女が歩んだ人並み外れた人生をドラマティックに描いた作品です。人生の浮き沈みを経験した人は多いと思いますが、サガンほどの富と名声を得た人物はそういないでしょう。デビュー作『悲しみよこんにちは』で手にした印税は、約360億円(5億フラン)とも言われています。これだけのお金を手にしたら、道を踏み外さない方がおかしいかもしれません。彼女のデビューから老後までを丹念に描いていて、終始”愛”というものについて考えさせられます。ラストはせつないですが、サガンという女性を最初から最後まで描ききった作品だと思います。
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