若くて美しい女性ジェニファーは不倫相手のリチャードに誘われ、砂漠地帯にある彼の別荘にやって来る。2人だけで甘い時間を過ごすはずが、そこにリチャードの狩猟仲間スタンとディミトリも現われる。ジェニファーの美しさに目をつけた男たちは彼女をレイプした挙句、口封じのために崖から突き落としてしまう。瀕死の重傷を負いながらも執念で復活したジェニファーは、男たちへの怒りの復讐を開始する...という物語。
この手のバイオレンスものとしては珍しい、女性監督による作品。監督はこれが長編映画デビューとなるコラリー・ファルジャ。レイプ、人間狩り、残酷な描写満載のリベンジ・アクションとなっています。ちょっと目を覆いたくなる描写もありますが、非常に鮮やかな色使いとスタイリッシュな映像で、同様の作品とは一線を画した雰囲気はあります。主人公の女性の不死身感や中盤でちょっとダレるあたりは気にならないではないですが、まあこのジャンルには割とある演出かも。主人公を演じる新星マチルダ・ルッツの、モデル出身ならではの美しさも見どころ。とは言え、血みどろになりますが..。リベンジ系の作品としては女性の視点と映像にこだわった異色の作品。
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