ドン・レッツ監督による、パンク・ロックをテーマにしたドキュメンタリー作品。1970年代からパンク・ロックの歴史を築いてきたさまざまなミュージシャンやプロデューサー、カメラマンらへのインタビューを通じ、パンク・ロックの誕生から絶頂期〜次世代への継承、シーンが生まれた背景から姿勢など、さまざまな角度から30年間にわたるパンク・ロックの本質をあぶりだした作品です。
関係者へのインタビュー&ライブ映像が中心となっており、登場するのもヘンリー・ロリンズ、ジェイムス・チャンス、スティーヴ・ジョーンズ、サーストン・ムーア、ジョン・ケイル、スージー・スーなどなど、ファンにはたまらない面子。もちろんライブ映像も盛りだくさんで、貴重なシーンもたくさん見られます。このあたりを聴きまくっていた当時を思い出します。映画監督のジム・ジャームッシュが登場するのが面白いところで、彼もかなり影響を受けているんですね。パンク・ロックが結果的にニルヴァーナ前後からはじまるオルタナティブなロックに影響を与えたのは否定しませんが、もう少しそのころの時代背景の影響が知りたかったのと、ストラングラーズ・ファンとしては、出番が無かったので、星はひとつ控えました。
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