D-Movie(No.705)

・邦題:『100歳の少年と12通の手紙』
・原題:『OSCAR ET LA DAME ROSE』
・監督:エリック・=エマニュエル・シュミット
・脚本:エリック・=エマニュエル・シュミット
・キャスト:ミシェル・ラロック、アミール他
・制作:2009年/フランス
・ジャンル:ドラマ
・上映時間:105分
・評価:★★★★


【 コメント 】
『地上5センチの恋心』(2006)のエリック・=エマニュエル・シュミット監督が、白血病のために死を目前にした少年が残された日々を懸命に生きる姿を描いた、自身のベストセラー小説を映画化したドラマ。

白血病を患い小児病棟に入院する10歳の少年オスカー。両親をはじめ、周りの大人たちが、自分に気を使って慎重に接するのが気に入らない。そんなある日、自分が余命わずかであることを偶然知ってしまう。心を閉ざした彼と何とかコミュニケーションをとろうとする医師たちだったがうまくいかない。唯一、オスカーが心を開くのは、偶然出会ったデリバリーピザの女主人ローズ。思ったことを口にする、彼女の遠慮がなく嘘のない態度に、かえってオスカーは信頼を寄せていた。困り果てた病院長はローズにオスカーの話し相手になってくれと頼む。最初は拒んでいたローズも、オスカーの気持ちを汲み、毎日通うことを約束する。その日から、オスカーとローズの心の交流が始まる...という物語。

この物語の軸となるのは、短い余命となったオスカーにローズが提案する、”1日を10年と考えて日々を過ごし、その10年間の人生を毎日神様宛につづる”という手紙。この提案を実践することで、オスカーは1日1日と想像上の年齢を重ね、さまざまな経験をします。ここでのオスカーの背伸びした態度と、それでいてやはり少年であるがゆえの振る舞いにギャップがあってかわいらしいです。心を閉ざした病気の子供が、良い大人よりも口さがない大人に心を開くというのは割りとあるパターンだと思いますが、本作では、ところどころに心を揺さぶる名台詞が登場するところが素晴らしい。必要以上の重さを避けるためか、ファンタジックな演出が多く、ローズとプロレスを結びつけるのもちょっと無理やりな感じが個人的に響かなかったで満点とはいきませんが、それでも思いっきり泣けて心温まるドラマだと思います。主演の男の子はホントかわいいし、病院長役のマックス・フォン・シドーも渋い。

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