D-Movie(No.622)

・邦題:『ナッシング・トゥ・ルーズ』
・原題:『NOTHING TO LOSE』
・監督:スティーヴ・オーデカーク
・脚本:スティーヴ・オーデカーク
・キャスト:ティム・ロビンス、マーティン・ローレンス他
・制作:1997年/アメリカ
・ジャンル:コメディ
・上映時間:98分
・評価:★★★


【 コメント 】
コメディ映画の監督や脚本を多く手がけているスティーヴ・オーデカーク監督作品。妻に裏切られたエリートビジネスマンと彼を襲った強盗との奇妙な逃避行をコメディタッチで描いた作品。主演は俳優のみならず、監督業でも評価されているティム・ロビンスと、『バッドボーイズ』(1995)でブレイクして当時乗りに乗っていたマーティン・ローレンス。

舞台はロサンゼルス。大手広告会社の重役ニック(ティム・ロビンス)は仕事も生活も順風満帆。ところが、突然仕事がキャンセルになり、いつもより早く帰宅してびっくり。寝室で愛する妻アン(ケリー・プレストン)が男との情事の真っ最中。ショックを受けたニックは放心状態のまま車を走らせる。やがてダウンタウンに迷い込んだところの信号待ちで、突然拳銃を持った強盗ポール(マーティン・ローレンス)が車に押し入ってくる。金を出せと脅されるが、自暴自棄になったニックは思い切りアクセルを踏んで大暴走。そこから二人の奇妙な旅が始まる...という物語。

ティム・ロビンスとマーティン・ローレンス。強盗が”縁”(?)で知り合った二人。役柄ではエリートサラリーマンと貧困層の強盗。それ以外にもそもそも見た目が白人と黒人、そしてものすごい身長差と、まさにデコボコ・コンビ。そんな二人がなんとなく仲間っぽくつながってしまい、よからぬことを考えて行動し、最後はそれぞれの幸せを取り戻してハッピーエンドとなります。わざわざそう書かなくても、作中、強盗やアクションはあるものの、基本的に人が死ぬことは無いので、まあ落ちはわかるはずです。個人的には、どうせ丸く収まるなら、もう少し派手に笑える場面がほしかった気がしますし、(警備員が踊りだすところが最大の山場?)主演の二人はもっとキレてもよかったのではないかと思いますが、単純にコメディ作品として安心して見られるという意味ではいいバランスなのかもしれません。音楽の使い方も上手く、テンポよく見られる作品。

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