元陸軍内部調査部のエリート軍人で、今は放浪の旅を続ける一匹狼の流れ者、ジャック・リーチャー。ある日、かつての同僚スーザン・ターナー少佐を訪ねることになったリーチャーだったが、彼女がスパイ容疑で逮捕されたことを知る。何らかの陰謀に巻き込まれたに違いないと直感し、すぐさま拘禁されているターナー少佐を脱出させ、2人で逃亡を図る。そして執拗に迫る追手をかわしつつ、ターナー少佐の汚名をそそぎ、軍内部に蠢く陰謀の正体を明らかにすべく奔走するリーチャーだったが...という物語。
元エリート軍人の流れ者ジャック・リーチャーを主人公にした、リー・チャイルドのベストセラー・シリーズがベースの作品。同じくトム・クルーズが主演した『アウトロー』(2012)の続編。相変わらずアクションとサスペンス要素のバランスも良く、必要以上にご都合主義がないので安心して楽しめます。ただ、前作と比べると全体的におとなしめな印象。少女が登場することもあり、ハードボイルドな雰囲気も少し後退してしまいました。それでもトム・クルーズはこの手の役柄にホント安定感がありますね。第三作目は未定のようですが、興行収入的には前作よりも良かったようなので、ぜひ次に期待したいです。
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