1942年、ミシシッピーの片田舎の町・ヤズー。8歳の少年ウィリーは繊細で内気な性格から孤独な毎日を過ごしていた。そんなウィリーを心配した母親は犬をプレゼントしようとするが、厳格な父はそれを許さない。ところが母親は、誕生日プレゼントに父親に内緒でスキップと名付けた子犬をプレゼントする。前から犬を飼いたかったウィリーは大喜び。スキップは非常に賢く、ウィリーの大親友となる。スキップのおかげで孤独な日常から抜け出すことができたウィリー。しかし、野球の試合が行われたある日、とある事件をきっかけに、ウィリーはスキップに八つ当たりしてしまい、スキップは姿を消してしまう...という物語。
気弱な少年と犬が織り成す友情の物語。少年ウィリーが、スキップという飼い犬と心を通わせ、成長していく様子が、家族の人間ドラマを交えて描かれています。特に動物ものが好きなわけではありませんが、本作に登場する犬のスキップは本当におりこうさん。彼の演技を見ているだけで癒されます。また、主人公の両親をダイアン・レインとケビン・ベーコンが熱演。父と子、母と子の関係がそれぞれ短いながらもしっかり描かれています。当時のアメリカの時代背景や文化や織り交ぜつつ、家族で楽しめる作品になっていると思います。
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