D-Movie(weekly)

・邦題:『マザー!』
・原題:『MOTHER!』
・監督:ダーレン・アロノフスキー
・脚本:ダーレン・アロノフスキー
・キャスト:ジェニファー・ローレンス、ハビエル・バルデム他
・制作:2017年/アメリカ
・ジャンル:ドラマ
・上映時間:121分
・評価:★★★


緑豊かな自然に囲まれた郊外の一軒家。詩人として生活をしている夫は、妻の献身的な愛のもと、スランプから脱却する為の創作意欲を模索していた。そんなある夜、彼らの家に突然やってきた見知らぬ男。彼は家に迎え入れるが、どこか横柄な態度の男に、妻は動揺を隠しきれない。早く追い返すようにと夫に話すが、その男が自分の熱狂的なファンだということを知って、夫は滞在を許してしまう。やがてその男の妻も彼らの家にやってくる。夫はまたも彼女を快く受け入れる。さらには彼らの2人の息子、他の熱狂的なファンと、平穏だった家には次々と訪問者たちが増えていき...という物語。

『ブラック・スワン』(2010)でアカデミー賞監督賞にノミネート経験もあるダーレン・アロノフスキー監督作品。一見サイコスリラーのように思えますが、実は非常に宗教色の強い映画。勘のいい方は、訪問者の兄弟げんかが始まった時点で、あっと思うかも。それでいて、映像的には見る側の神経を逆なでする強烈な描写がいっぱい。その衝撃から賛否が極端に分かれ、日本では劇場公開が中止になったとか。個人的にジェニファー・ローレンスとハビエル・バルデムという二人の大好きなスターが出演していたので見たのですが、予想と違う展開に驚きました。オチのある映画ではありませんので見る人を選びますが、映像は圧巻です。

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