開拓時代の小さな田舎町。そこでは冷酷な悪徳実業家バーソロミュー・ボーグが町の資源を独占しようと荒くれ者たちを従え、傍若無人の限りを尽くしていた。ある日、ボーグに夫を殺されたエマは、サムと名乗る賞金稼ぎの銃の腕前を見込んで、町を救ってほしいと住民からかき集めたなけなしの全財産を差し出し懇願する。最初は興味を示さなかったサムだったが、この依頼を引き受けることにし、ギャンブラーのジョシュをはじめ腕利きの男たちのリクルートを開始。サムが集めたアウトロー7人が小さな町を守るため、ボーグ率いる200人超の悪党軍団に無謀とも思える戦いを挑んでいく...という物語。
黒澤明監督による不朽の名作「七人の侍」(1954)をリメイクした西部劇「荒野の七人」(1960)をさらに(?)リメイクした作品。監督は「トレーニングデイ」(2001)のアントワーン・フークア。見どころは何と言っても豪華キャストとアクション。デンゼル・ワシントン、クリス・プラット、イーサン・ホーク、イ・ビョンホンらが顔を揃えます。「荒野の七人」に比べるとアクションも派手になり、キャスティングも面白いですが、予想を裏切るような展開や演出は特に無いので、期待し過ぎは禁物..。勧善懲悪のストーリー、西部劇ならではの世界観やアクションを単純に楽しむのが正解の作品です。
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