D-Movie(No.898)

・邦題:『ラブリーボーン』
・原題:『THE LOVELY BONES』
・監督:ピーター・ジャクソン
・脚本:ピーター・ジャクソン他
・キャスト:マーク・ウォールバーグ、レイチェル・ワイズ他
・制作:2009年/アメリカ、イギリス、ニュージーランド
・ジャンル:ドラマ
・上映時間:135分
・評価:★★


優しい両親とかわいい妹弟に囲まれ、楽しく幸せな毎日を送っていた14歳の少女スージー。初恋の予感に胸をときめかせていたある冬の日、彼女は近所の男に無慈悲に殺されてしまう。最初は自分が死んだことにも気づかなかったスージーだが、やがて天国の入り口に辿り着く。そんな中、犯人は警察の捜査を切り抜け、平然と日常生活を送っている。一方、愛する娘を失った家族は深い悲しみに暮れていた。父親は残された家族を顧みず犯人探しに妄執し、自責の念に苛まれていた母親はそんな夫に耐えられずに家を出てしまう。バラバラになっていく家族を、ただ見守ることしかできないスージーだったが...という物語。

『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのピーター・ジャクソン監督がアリス・シーボルドの同名小説を映画化したファンタジー・ドラマ。わずか14歳で殺されてしまった少女が、現実と天国の間で彷徨いながら残された家族を見守り、自らも悲劇を乗り越えていくという物語。サスペンス&復讐劇と思いがちな設定ですが、どちらかというの残された家族の再生に重点が置かれている感じです。復讐によるカタルシスはほとんど得られないので、少女の心象風景を表現した映像世界に浸れるかどうかがポイントかも。主演のシアーシャ・ローナンはかわいいですね。犯人役のスタンリー・トゥッチも憎々しい役を好演しています。

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送