D-Movie(No.585)

・邦題:『ジョニー・イングリッシュ』
・原題:『JOHNNY ENGLISH』
・監督:ピーター・ハウイット
・脚本:ウィリアム・デイヴィス他
・キャスト:ローワン・アトキンソン、ナタリー・インブルーリア他
・制作:2003年/イギリス
・ジャンル:コメディ
・上映時間:87分
・評価:★★★


【 コメント 】
ちょっと毒のあるおとぼけおじさん”ミスター・ビーン”役で世界的スターとなったローワン・アトキンソン主演のコメディ。英国諜報員に扮したローワン・アトキンソン演じる”ジョニー・イングリッシュ”が大英帝国の危機を救うべく、いろんなミスを犯しながらも活躍します。
脚本を手がけたのは、本作の元ネタともいえる007シリーズの『ワールド・イズ・ノット・イナフ』(1999)や『ダイ・アナザー・デイ』(2002)を手がけたニール・パーヴィス&ロバート・ウェイドのコンビ。監督は『スライディング・ドア』(1997)のピーター・ハウイット。大英帝国の乗っ取りをたくらみ、ジョニーの前に立ちはだかるフランス人実業家の悪役をジョン・マルコビッチが演じています。

舞台はもちろんイギリスの諜報機関MI7。イギリスが世界に誇る諜報機関のスパイであるエージェント1号が、とある任務遂行中に命を落としてしまいます。これは内勤のジョニー・イングリッシュのミス。そして今度は彼の葬儀中、突然爆弾テロが発生、参加していた腕利きのエージェントたち全員が死亡してしまいます。これまた警備を任されていたジョニーの責任。大切なエージェントを失ってしまった当局は、やむを得ず唯一の生き残りであるジョニーに諜報活動を命じる...というストーリー。
もう最初から滅茶苦茶(笑)。そして最後までイギリスのコメディらしい毒にあふれています。いいですねえ。ベースとなっているのは007シリーズですが、パロディとして構成していないところが『オースティン・パワーズ』シリーズと違うところ。本家の意地でしょうか。
主人公のジョニーのおとぼけも、普通のおじさんが巻き込まれたのではなく、一応、諜報部員として存在しているところで、それなりにリアリティを保っています。いや実際はそんなの関係ないんですが、真面目に作っている感が伝わってきて好印象。楽しめます。昨年、続編『ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬』(原題:Johnny English Reborn)が作られ、現在日本でも公開中。人気シリーズになりそうです。

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