ある街で、おぞましい姿の死体が次々と発見される。その常軌を逸した状態から、かつて”ジグソウ””という名で多くの人間を死に追いやった伝説の連続猟奇殺人犯ジョン・クレイマーの存在が警察の捜査で浮かび上がる。しかし、彼は十数年前にこの世を去っていた。ジグソウに後継者がいたのか、彼に心酔する者による犯行なのかと、さまざまな推測が飛び交う中、刑事のハロランとキース、検視官のローガンとエレノアはさまざまな疑念を持ちながら捜査を進めるが．．．という物語。

2010年の『ソウ　ザ・ファイナル　３Ｄ』で一旦幕を閉じた大ヒット・ホラーの『ソウ』シリーズ。７年の沈黙を破って復活したのが本作。残酷なゲームを仕掛けてきた男”ジグソウ”が死んでから十数年後、何者かによる新たな惨劇が繰り広げられるという内容。個人的には『ソウ』シリーズは３作目までしか見ていませんが、それまでの内容とつながってはいるものの、知らなくても結構楽しめました。サスペンス・ホラーとして緊張感もあるし、ストーリー展開や演出も上手くまとまっているとは思いますが、むしろ肝心の”ゲーム”の内容が少し緩かったかも。