春休み。大学生のトリッシュと弟のダリーは、帰省のために車でいつもの長い道のりを走っていた。とある田舎道を飛ばしているとき、背後に不気味なトラックが接近してきて警笛を鳴らしながら二人の車を追い立ててきた。パニックに陥る二人。なおも執拗に煽るトラックだったが、やがて猛スピードで追い越していった。平静を取り戻した二人は、ふと昔の話を思い出した。それは、二人が通っていた高校にいたカップルで、20年以上も前、この道をドライブ中に行方不明になり、以来、今日に至るまで死体すらも見つかっていないという事件だった...という物語。
車で帰省中の大学生の姉弟が、映画『激突』を彷彿させる、不気味なトラックに追われる事件を発端に、恐怖のどん底に突き落とされる作品。製作総指揮が巨匠フランシス・F・コッポラということもあり、公開当初話題にはなりました。サスペンス要素もありますが、結局はストレートなホラー。謎解きや推理よりも純粋に”恐怖”を体験する作品です。個人的にはちょっと物足りない感じですが、内容的に作りやすさもあるのか、シリーズ3作目まで作られました。この手の作品は大体主人公がダメダメで、自ら巻き込まれに行く感じもあるので、そのあたりが気にならないホラー好きの方にはオススメできるかもです。
|