D-Movie(No.582)

・邦題:『インベージョン』
・原題:『THE INVASION』
・監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル
・脚本:デヴィッド・カイガニック
・キャスト:ニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグ他
・制作:2007年/アメリカ
・ジャンル:サスペンス
・上映時間:96分
・評価:★★★


【 コメント 】
ジャック・フィニイのSF小説『盗まれた街』がベースとなった作品。この小説は内容も優れていますし、最初に映画化されたドン・シーゲルがメガホンをとった『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』(1956)の出来が非常に良かったこともあってか、何度も映画化されています。1978年にはフィリップ・カウフマン監督で『SF/ボディ・スナッチャー』。その次がアベル・フェラーラ監督の『ボディ・スナッチャーズ』。そして本作で4度目の映画化となります。個人的にはフィリップ・カウフマン監督の『SF/ボディ・スナッチャー』が一番好きです。SFXをうまく使っていますし(当時のレベルですが)、技術に負けない演出、主演のドナルド・サザーランドやレナード・ニモイなど、キャスティングもいいと思います。
では、本作はどうかというと、ニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグというハリウッドスターをキャスティングしてなかなか見ごたえのある作品になっています。

物語の舞台はワシントン。精神科医のキャロル・ベネル(ニコール・キッドマン)は、彼女のもとに通う女性患者から「夫が別人になってしまった」と告白を受ける。キャロルはとりあえず薬を処方するが、彼女の友人はもとより、彼女の元夫からも急に「息子に会いたい」と告げられるなど、不可思議な事が起こり出す。ある夜、彼女の家に無表情の国税調査員が無理やり押し入ろうとする事件が発生。キャロルは街の人に異変が起こっていると確信する...というストーリー。
人類が正体不明の生物に侵食されていく過程を、ド派手な戦闘ではなく、じわじわと乗っ取られる展開で描いているところがポイント。人間の怒りや憎しみという”感情”が平和の妨げになっているという発想はいつの時代にも私たちに普遍的な問いを投げかけます。人間が生きていくうえでの”正義”についても考えさせられる作品。ちなみに本作では、終盤いかにもハリウッドなアクションの連続になってしまうところが個人的には残念。

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