D-Movie(No.693)

・邦題:『モンスター上司』
・原題:『HORRIBLE BOSSES』
・監督:セス・ゴードン
・脚本:マイケル・マーコウィッツ他
・キャスト:ジェイソン・ベイトマン、チャーリー・デイ他
・制作:2011年/アメリカ
・ジャンル:コメディ
・上映時間:98分
・評価:★★


【 コメント 】
理不尽な上司(=モンスター上司)たちに悩まされ、彼らをこの世から亡き者にしてしまおうと考えた男たち3人の騒動と顛末をコメディタッチで描いた作品。主演は『ハンコック』(2008)、『宇宙人ポール』(2011)のジェイソン・ベイトマンにチャーリー・デイ、ジェイソン・サダイキスの3人。監督はTVシリーズを多く手がけているセス・ゴードン。

サラリーマンのニックは、昇進をエサに上司のデイヴにさんざんこき使われ、挙句に上司は自分を昇進させる始末。婚約者との幸せな家庭生活を夢見る歯科助手のデールは、毎日のように女歯科医のジュリアのセクハラを受けている。カートは自分が働く会社の社長に目をかけられていたが、その社長が急死。2代目がとんでもないバカ社長で会社は倒産の危機に。そんな”モンスター上司”に振り回される3人は夜な夜なバーで愚痴をこぼしていたが、ある時、酒を飲んだ勢いからか、それぞのれ上司を”始末”する計画が浮上。最初は冗談だった彼らも、やがて本気になり実行に移すことになる...という物語。

上司に辟易した3人が共謀して殺人を計画する、というちょっとブラックなテイストのドラマ。主演の男性3人の情けない感じがいい按配ですが、それぞれの上司のキャラクターとにかくすごいです。部下を奴隷のように扱うデイヴを演じるケヴィン・スペイシー、とんでもないセクハラを仕掛けるジェニファー・アニストン、バカ2代目社長のコリン・ファレル、どれも強烈。さらに面白いのが、3人の殺人計画に力を貸す謎の詐欺師ディーンを演じるジェイミー・フォックスの怪演。この人コメディもいけますね。個人的には彼と3人のやりとりが一番面白かったです。全体的には、脚本にもうひとひねり欲しかった気がしますし、ちょっと下品な台詞も多く、万人に進められる作品ではありませんが、テンポがよくて”やり過ぎ”ぐらいが好みの方にはおススメです。エンディングにNGシーンがおまけとして付いています。

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