女子大生のマリーは親友のアレックスとともに、彼女の実家へと向かっていた。2人は都会の喧騒を逃れ、静かな田舎で試験勉強に励む予定だった。夜遅く、ようやく2人はアレックスの実家に到着する。だがその直後、謎の中年男が玄関に現われ、手にした刃物でアレックスの両親と弟を次々と惨殺したのだった。物陰に隠れ、必死で息を潜めるマリー。ところが、今度はアレックスが殺人鬼に捕まり、トラックで連れ去られようとしていた。マリーは何とか助けようとするが...という物語。
強烈な残酷描写が話題となったフランス産スプラッター・ホラー。ハリウッドでも活躍するフランス人監督、アレクサンドル・アジャの作品。女子大生のヒロインが殺人鬼と対決する物語です。伏線の張り方や演出もかなりのもので、怖さと痛みがしっかり伝わってきます。殺人の描写も強烈なのでご注意..。ストーリー的には割とありがちと思いきや、どんでん返し的な結末が用意されているのもこの監督らしいところ。辻褄合わせをし始めると無理な部分も結構ある気もしますが、個人的には異世界に迷い込んだような後味が残るのが印象的でした。
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