D-Movie(No.979)

・邦題:『her/世界でひとつの彼女』
・原題:『HER』
・監督:スパイク・ジョーンズ
・脚本:スパイク・ジョーンズ
・キャスト:ホアキン・フェニックス、エイミー・アダムス他
・制作:2013年/アメリカ
・ジャンル:サスペンス
・上映時間:126分
・評価:★★★★


そう遠くない未来のロサンゼルス。他人に代わってその相手への想いを手紙に綴る“代筆ライター”のセオドア。仕事は順調だったが、その一方で離婚調停中の妻キャサリンとの思い出を、別れて1年経った今も断ち切れないでいた。そんなある日、最新式のAI型OS“OS1”の広告を目にしたセオドアはさっそく自宅のPCに取り込むことに。すると起動した画面の奥から聞こえたのは、“サマンサ”と名乗る女性の声。それは無機質で事務的なAIとは思えないほどユーモラスかつセクシーで、いつしかセオドアは恋に落ちていくが...という物語。

『マルコヴィッチの穴』(1999)で衝撃の長編デビューを果たしたスパイク・ジョーンズ監督作品。傷心の作家と女性の人格を有した人工知能型OS(オペレーション・システム)による異色ラブ・ストーリー。やはり発想が面白いですねっ。シンプルな物語ですが、主人公の男性の心情の描き方が素晴らしく、ホアキン・フェニックスも見事に演じています。将来的には他人事ではない内容かも..。ちなみにOSの声を演じるのはスカーレット・ヨハンソン。本作は声のみの出演ですが、ローマ国際映画祭において、声だけの出演で初の最優秀女優賞に輝きました。本作は同年アカデミー賞5部門にノミネート、脚本賞を受賞しています。

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