アメリカ南部の貧しい家庭に生まれたJBことジェームス・ブラウン。両親に恵まれず、荒んだ少年時代を送ったJBにとって、教会のゴスペル音楽だけが心の拠り所となる。青年となり窃盗の罪で服役したJB。刑務所で、慰問に訪れたボビー・バードと出会い、以来2人は深い友情で結ばれていく。バードと一緒にバンド活動を始めたJBはすぐにその才能を開花させ、大手レコード会社との契約を果たす。やがて敏腕マネージャー、ベン・バートのサポートを得て、次々と新しいことに挑戦し、業界に革命をもたらしていくJBだったが...という物語。
ファンクの帝王として、今なお絶大な尊敬を集める天才ソウル・シンガー、ジェームス・ブラウンの波瀾万丈の人生を映画化したドラマ。製作に関わったのは、ザ・ローリング・ストーンズのミック・ジャガー。とにかく主演のチャドウィック・ボーズマンが伝説の男JBを完全に演じきっているところに注目。声も似てる。ボリューム満点のライブシーンもたくさんあって、JBを知らない人でも十分楽しめます。あえて破天荒なエピソードの羅列にしなかったところが個人的には好印象。コアなファンにとっては少し物足りない部分もあるかもしれませんが、入り口としてよく出来ていると思います。
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