D-Movie(No.680)

・邦題:『ブラザーサンタ』
・原題:『FRED CLAUS』
・監督:デヴィッド・ドブキン
・脚本:ダン・フォーゲルマン
・キャスト:ヴィンス・ヴォーン、ポール・ジアマッティ他
・制作:2007年/アメリカ
・ジャンル:コメディ
・上映時間:116分
・評価:★★


【 コメント 】
クリスマスに子供たちにプレゼントを配る心優しいサンタクロースと、厄介者の兄との兄弟愛を描いたコメディドラマ。監督は『ムーンライト・ドライブ』(1998)、『シャンハイ・ナイト』(2003)などを手がけたデヴィッド・ドブキン。主人公でサンタクロースの兄フレッドを演じるのはヴィンス・ヴォーン。弟で本物のサンタクロースを演じるのはアカデミー賞ノミネートの実績もあるポール・ジアマッティ。フレッドの恋人役にはレイチェル・ワイズがキャスティングされています。

フレッド・クロースは、親から愛され出来のいい弟ニコラスと小さい頃から比較ばかりされ、結局取り立て屋になり、恋人ともうまくいかない日々。一方、聖人のように完璧な弟ニコラスは、サンタクロースとして忙しい日々を送っていた。ある日、フレッドはとある事件を起こして拘置所に入れられてしまう。電話をかけていい、と言われるが恋人は電話に出ず、しょうがなく弟ニコラスに相談。保釈金を出してもらうかわりに、弟ら家族のいる北極に行き、子供たちのためのクリスマス用のおもちゃを作る仕事を手伝うことになってしまう...という物語。

サンタクロースに実際に兄弟がいたのかどうか定かではありませんが、本作では後にサンタクロースと呼ばれるフレッドの弟ニコラスが生まれるシーンから始まります。その後、なぜフレッドがひねくれて育ってしまったかが描かれるのですが、これはこれでちょっとかわいそう。かといってニコラスも幸せかというと、サンタクロースの業務がなかなかのハードさで(笑)、こちらも順風満帆とはいいがたい。子供のおもちゃを作る工場の裏側を描いているあたりは、『チャーリーとチョコレート工場』(2005)に通じるものがある気がしますが、映像的にもさほど特筆すべきことはないかも。リアリティを追求する姿勢はわかるのですが、ちょっとずれている感じ。コメディとして特別なものはありませんが、この季節に見るにはいいと思います。結局、一番の見所は大物の弟たちの出演?

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