D-Movie(No.1012)

・邦題:『武器人間』
・原題:『FRANKENSTEIN'S ARMY』
・監督:リチャード・ラーフォースト
・脚本:クリス・W・ミッチェル、ミゲル・テハダ=フロレス
・キャスト:カレル・ローデン、ジョシュア・ザッセ他
・制作:2013年/オランダ、アメリカ
・ジャンル:ホラー
・上映時間:84分
・評価:★★


1945年、第二次世界大戦末期の東部戦線。スターリンの命を受けたロシア軍の偵察部隊がカメラを携えた記録係を伴い、ドイツの占領地域へと向かう。やがて一行は、謎の大虐殺が行われた現場に遭遇、さらにその建物の地下で不気味な機械が並ぶ研究施設を発見する。なんとそこは、禁断の実験に取り憑かれたナチスのヴィクター・フランケンシュタイン博士が死体と機械の合体に心血を注ぐ狂気の“武器人間”製造工場だった...という物語。

予告編では、『羊たちの沈黙』レクター博士、『ムカデ人間』ハイター博士、そして2013年最狂の博士が登場する、というキャッチコピー。まさにその通りの内容。この2作のタイトルが好きな人には楽しめる作品です。人間と武器を合体させるプロセスがなかなかグロテスク。とはいえ、完成した”武器人間”がどこか滑稽なのがご愛嬌。記録係の兵士が録画したというモキュメンタリー形式なので、それなりにリアリティは演出されていますが、『羊たちの沈黙』よりもサスペンス度合いは低いし、『ムカデ人間』より悲壮感は控えめ。ちょっと中途半端な印象ですね。せめて武器人間たちとの戦いにもう少し知略が感じられていれば。

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