D-Movie(No.771)

・邦題:『4 FOUR』
・原題:『FOUR』
・監督:ジョン・ラングリッジ
・脚本:ポール・クロネル
・キャスト:マーティン・コムストン、クレイグ・コンウェイル他
・制作:2011年/イギリス
・ジャンル:サスペンス
・上映時間:85分
・評価:★


妻の浮気に気づいたとあるビジネスマン。彼は妻の愛人の存在を突き止め、探偵に依頼して愛人を誘拐する。麻袋を頭から被せられた愛人の男は、二人によって罵倒され、殴られる。ところがそこに連れてこられたのは、愛人の男だけではなかった。探偵が勝手に依頼主の男の妻まで誘拐してきていたのだ。罪を犯した妻にも制裁を加えろという探偵。その言葉に誘導され、男は同じく麻袋を被せられた妻と対峙することになる。探偵から「決して被せた麻袋は取るな、声も変えろ」と指示されていた男だったが、感情的になって思わず麻袋を取ってしまう。ところがそこにいたのは自分の妻ではなく、見ず知らずの女だった...という物語。

登場人物は男3人、女が1人の4人のみ、というシンプルな設定のサスペンスドラマ。序盤こそ緊張感と謎を保ったまま進みますが、途中からは会話のやり取りに突っ込みどころ満載で、見方を変えればコメディに。『レザボア・ドッグス』(1992)など、映画の例えが登場し、オマージュ的な展開になるのかと思いきや、それほどの切れ味も無く...。登場人物がみんなキレ者であれば、スリリングになるかもしれませんが、みんなダメダメなので、イライラが募るばかり。とにかくどんでん返しモノが観たい、という方ならともかく、この手の映画をたくさん観ている方には全く物足りないと思います。

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