舞台は個性的すぎる店員たちが切り盛りしている老舗のレコードショップ“エンパイア・レコード”。愛するエンパイア・レコードが、大手レコード店に吸収合併されるのを知ったアルバイトのルーカスは、買収を食い止めるため、入金するはずの9000ドルを持ってカジノへ。しかし、結果はすってんてん。翌朝、それを知った店長のジョーは、カンカンになるがすでに後の祭り。A.J.とコニーらの恋愛の行方も気になりつつ、エンパイア・レコードの運命やいかに?...という物語。
『アルマゲドン』(1998)でブレイクしたリヴ・タイラーが出演する青春群像ドラマ。余計なおせっかいを焼いたアルバイトにより、存続の危機に陥るレコード店の物語。こういうのは設定だけでグッときますね。まだ初々しさの残るリヴ・タイラーは本作が一番かわいいんじゃないかと思うほどです。同じくレニー・ゼルウィガーもいいですね。使われている音楽も良くて、個人的に好きな世界観です。ただ良くも悪くもTVドラマっぽさがあるので、そのあたり気にならない方向け。洋楽好きの方の方がより楽しめる部分も。同じくレコード店が舞台の作品でいうと、よりディープさ、物語性を求めるのであれば、『ハイ・フィデリティ』(2000)あたりの方がいいかもです。
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