D-Movie(No.873)

・邦題:『第9地区』
・原題:『DISTRICT 9』
・監督:ニール・ブロムカンプ
・脚本:ニール・ブロムカンプ、テリー・タッチェル
・キャスト:シャールト・コプリー、デヴィッド・ジェームズ他
・制作:2009年/アメリカ、ニュージーランド
・ジャンル:SF
・上映時間:111分
・評価:★★★★★


南アフリカ・ヨハネスブルグ上空に正体不明の巨大宇宙船が現われ、そのままとどまってしまう。しかし、エイリアンは襲撃に来たわけではなく、宇宙船の故障で漂着しただけだった。追い返すことも出来ず、やむを得ず彼らを難民として受入れることに。それから20数年後。共同居住区“第9地区”はスラムと化し、地域住民の不満は爆発寸前。そこで超国家機関MNUは、エイリアンたちを新たな難民キャンプへ強制移住させることを決定。プロジェクトの最高責任者に抜擢されたヴィカスは、さっそく彼らの住居を訪問し、立ち退きの通達をして廻るが、その最中に不注意から謎の液体を浴びてしまう...という物語。

新鋭ニール・ブロムカンプ監督が、ピーター・ジャクソンのバックアップを経て完成させた異色SFドラマ。宇宙船が登場するのが南アフリカ上空、戦いが繰り広げられず、宇宙人たちは難民状態、居住区も決められる、などなど、今まで見たことのない設定にまず驚きます。それもドキュメンタリータッチなのでリアリティがあります。ストーリー展開も秀逸で本作で一気にファンになりました。しっかり派手なアクションもありながら、人類対異星人から人間対人間に物語が移行するあたり皮肉も効いていて、さらに根底には”愛”や”人間らしさとは何か”という深いテーマも流れているところも魅力。何度でも観たくなる作品です。

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