D-Movie(No.855)

・邦題:『狼の死刑宣告』
・原題:『DEATH SENTENCE』
・監督:ジェームズ・ワン
・脚本:イーアン・マッケンジー・ジェファーズ
・キャスト:ケヴィン・ベーコン、ケリー・プレストン他
・制作:2007年/アメリカ
・ジャンル:ドラマ
・上映時間:106分
・評価:★★★


投資会社に勤めるごく普通の男、ニック・ヒューム。愛する妻と二人の息子とともに幸せな日々を送っていた。そんなある日、長男と二人でドライブに出かけた先で、息子が入った店がギャングに襲われる。愛する息子を目の前でギャングたちによって殺されてしまったニック。やがて犯人は捕まるもののギャングたちには微塵も反省の色が見られず、しかも裁判ではとうてい納得できる刑罰が科せられることはないと知る。裁判で弁護士の言うことを聞かずに偽の証言をするニック。彼の中では、自ら息子の仇を討つという計画が始まっていた...という物語。

『狼よさらば』(1974)などで知られるブライアン・ガーフィールド原作の作品。ケビン・ベーコン演じる普通のサラリーマンが復讐の鬼と化す物語。ギャングが相手の復讐劇としてはあまりにも衝動的で無計画ですが、それはそれでリアリティがあるのかも。その分主人公に都合のよい展開がちらほら見えるところが残念。それでも駐車場での追走劇は迫力がありますし、ケビン・ベーコンも久しぶりにいい役柄と演技。復讐が復讐を呼び、その結末には哀しさしか残らないという切なさがしっかり伝わってきます。マーチン・スコセッシの『タクシードライバー』(1976)的ビジュアルと演出はちょっと余計だったかも。

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