D-Movie(No.659)

・邦題:『ダーウィン・アワード』
・原題:『THE DARWIN AWARDS』
・監督:フィン・テイラー
・脚本:リュック・ベッソン他
・キャスト:ジョセフ・ファインズ、ウィノナ・ライダー他
・制作:2006年/アメリカ
・ジャンル:コメディ
・上映時間:95分
・評価:★★★


【 コメント 】
最も愚かな方法で死んだ人に対し、バカな遺伝子を減らしたことへの感謝の気持ちから贈られる実在の賞“ダーウィン・アワード”を題材にした作品。警察をクビになったプロファイラーが、保険会社の損失を減らすために、おバカな死に方の事例を求めて全米各地を旅するブラック・コメディ。主役は『恋におちたシェイクスピア』(1998)のジョセフ・ファインズ、パートナーを演じるのは共演に『若草物語』(1994)のウィノナ・ライダー。監督はフィン・テイラー。

優秀なプロファイラーのマイケル・バロウズは血を見ると失神してしまう欠点のために、連続殺人犯を取り逃がすというミスをし、警察をクビになってしまう。そんなマイケルは、あまりにも愚かな死に方をした人を称えるインターネットの“ダーウィン賞”に注目。この賞の対象者を保険適用外にすれば、多くの損失を防ぐことができると推論する。保険会社に自分を雇うよう迫ると、保険会社はそれを証明できれば雇うと約束。そしてバロウズは保険調査員のシリをパートナーに、全米各地の”ダーウィン賞”候補者の再調査に向かう...と言う物語。

テーマになっているダーウィン賞も相当ナンセンスですが、作中登場する死に方もかなりのおバカさ。これがどれもブラックなユーモアに包まれているところが愉快です。主演の二人も豪華キャストですが、他にもジュリエット・ルイス、クリス・ペン、デヴィッド・アークエットにメタリカなど、脇を固める登場人物もいいとこ突いてきます。それぞれのエピソードが謎解き的に楽しめるのと、キャスティングの豪華さもあって飽きずに楽しめます。ただ、ブラックなテイストは賛否分かれるところでしょうし、主人公にカメラマンがつきまとい、主観と客観が知り乱れるところが、一応脚本上でも必要とされている演出とはいえ、うざいと感じてしまう部分も。ジョセフ・ファインズのコメディと言うことで意外性もありますし、個人的には、毒のある笑いも好きなので結構楽しめました。

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