D-Movie(No.497)
・邦題:『クリミナル』
・原題:『CRIMINAL』
・監督:グレゴリー・ジェイコブズ
・脚本:グレゴリー・ジェイコブズ他
・キャスト:ジョン・C・ライリー、ディエゴ・ルナ他
・公開/制作:2004年/アメリカ
・ジャンル:サスペンス
・上映時間:87分
・評価:★★★

【 ストーリー 】
カジノでケチな詐欺を働いていたロドリゴ(ディエゴ・ルナ)は、会場にいた警官に捕まるが、彼は実は別の詐欺師リチャード(ジョン・C・ライリー)だった。リチャードは相棒がいなくなったと言ってロドリゴに相棒にならないかと持ちかけ、手始めにいくつかの簡単な詐欺をやってみせる。父親のためにお金が必要なロドリゴは、相棒になることを決めるが ...。

【 コメント 】
アルゼンチン出身のファビアン・ビエリンスキー監督のサスペンス『NINE QUEENS 華麗なる詐欺師たち』(2000)」をリメイクした犯罪ドラマ。プロの詐欺師と、ふとしたことから彼とコンビを組んだ若者のコンビが繰り広げるクライム・サスペンス。

基本的にオリジナルに忠実に作られているのですが、全然違う雰囲気で楽しめるのはキャスティングの妙。『カジュアリティーズ』(1989)で映画デビューして以来、名脇役として異彩を放ってきたジョン・C・ライリーがとにかく最高です。冒頭からすっとぼけた詐欺師の臭いがプンプン。相棒となる若者を演じるディエゴ・ルナに、詐欺師の心得として「善人に見えるようにすれば怪しまれない」と諭しながら、どう考えても”いい人”には見えない佇まい(笑)。冒頭の、セコい詐欺を連発するあたり(オレオレ詐欺まで登場します)、テンポもよくて楽しめます。ジョン・C・ライリー、ホントにやってそう(笑)。いい味出してます。また、相棒役のディエゴ・ルナも、『天国の口、終りの楽園。』(2001)などで見せた、生き急ぐ若者の焦燥振りを発揮しつつ、どこか食えないところがちゃんと見え隠れします。
基本的に、この二人が騙し、騙されのコン・ゲームを繰り広げるわけですが、どちらもいい意味で立ち位置がはっきりしないので、最後まで目が離せません。さらに、ジョン・C・ライリーの妹役を演じるマギー・ギレンホールも堅実ながら色気のある演技で物語にリアリティを与え、盛り上げています。

さまざまな曲者が登場し、騙しあいを繰り広げた後は、ラストが気になるところですが、確かに驚きはあったものの、よく考えると破綻しているところも多々あり。とにかく、最後の最後までどうなるかわからないドキドキ・ハラハラを楽しんで、最後の大爆発で、細かな枝葉も吹っ飛ばす、そんな力技のエンディングです。
ちなみに、本作とオリジナルの『NINE QUEENS 華麗なる詐欺師たち』、いずれも日本未公開とのこと。もったいない。

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