D-Movie(No.624)

・邦題:『クローサー』
・原題:『CLOSER』
・監督:マイク・ニコルズ
・脚本:パトリック・マーバー
・キャスト:ジュリア・ロバーツ、ジュード・ロウ他
・制作:2004年/アメリカ
・ジャンル:ドラマ
・上映時間:103分
・評価:★★★


【 コメント 】
ブロードウェイをはじめ世界中で上演されて人気を博した、パトリック・マーバーの戯曲『CLOSER』を映画化した作品。監督は『卒業』(1967)、『ワーキング・ガール』(1988)などを手がけたマイク・ニコルズ。原作者のパトリック・マーバー自身が脚色を担当、嘘と真実が入り混じった印象的な台詞とスタイリッシュな映像で、ロンドンで巡り逢った男女4人の複雑に絡み合う恋愛模様を描いたラブ・ストーリー。出演は、ジュリア・ロバーツ、ジュード・ロウ、ナタリー・ポートマン、クライヴ・オーウェンと人気・実力を兼ね備えた豪華な面々がキャスティングされています。

小説家志望のジャーナリスト・ダンはある日ロンドンの街中で、ニューヨークからやって来たばかりの若い女性・アリスと出会う。二人はほどなく恋に落ち、同棲を始める。1年半後、ついに処女小説の出版が決まったダンは、訪れた撮影スタジオでフォトグラファーのアンナに一目惚れしてしまう。彼女もダンに惹かれていたが、アリスとの同棲を知って身を引くことに。ある日、ダンは出会い系サイトで女性に成りすまして、医師のラリーとチャットをする。ダンのいたずらに引っかかって水族館に呼び出されたラリーだったが、そこで偶然アンナと出会い恋に落ちる...という物語。

ベースになっているのが戯曲であり、また映画でありながら戯曲のスタイルをそのまま持ち込んでいるため、とにかく台詞の多い作品となっています。また4人の感情の変化や起伏が激しく、かなり複雑な展開となっています。そういう意味では好き嫌いがはっきり分かれる作品化と思いますが、しっかり練られた台詞には印象的なものがたくさんありますし、登場人物4人の誰の立場に立っても恋愛ドラマとしてちゃんと成立するところがすごいと思います。4人それぞれに大スターを配した理由も納得の作品です。ちなみに同年のアカデミー賞では、助演男優賞にクライヴ・オーウェンが、助演女優賞にナタリー・ポートマンがそれぞれノミネートされました。

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