ある日、11歳の少年マークは弟と森へ遊びに行った。そこで偶然、車の中で排ガス自殺を図ろうとしている男と遭遇。マークは男の自殺を阻止しようと排ガスのホースを抜こうとするが男に捕まり、車中へ連れられてしまう。男は弁護士であったが、マフィアの殺人事件に関わったことから、命を狙われているという。マークは車中で事件に関わる重大な秘密をいろいろと聞かされてしまう。何と車からは抜け出すが、男が拳銃自殺を図ったことから、事件の目撃者として、マフィアに追われる羽目に。頼る者のないマークは、わずか1ドルで女弁護士を雇うが...という物語。
法廷サスペンスの巨匠、小説家ジョン・グリシャム原作。マフィアを相手に、事件の目撃者となってしまった子供と女弁護士が勇敢に戦いを挑むサスペンスドラマ。とにかく検事役トミー・リー・ジョーンズと弁護士役スーザン・サランドンの丁々発止の演技合戦が超楽しいですっ。緊迫感あふれる前半にわくわくするも、終盤に向けて徐々に甘さが目立ってくるのが残念なんですが、それでもこの二人のやり取りは何度でも見たくなります。切ないエンディングもナイス。ちなみにマーク役を演じたブラッド・レンフロはこれがデビュー作ですが薬物が原因で若くしてこの世を去ります。彼の演技が気になった方は、『マイ・フレンド・フォーエバー』(1995)と『BULLY』(2001)もぜひ。
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