D-Movie(No.562)

・邦題:『もしも昨日が選べたら』
・原題:『CLICK』
・監督:フランク・コラチ
・脚本:スティーヴ・コーレン他
・キャスト:アダム・サンドラー、クリストファー・ウォーケン他
・制作:2006年/アメリカ
・ジャンル:コメディ
・上映時間:107分
・評価:★★


【 コメント 】
家で使うための”万能リモコン”を探しに行った先で、家電どころか人生を自在にコントロールできるリモコンを手に入れた主人公マイケルが、調子に乗って嫌なことをことごとく”早送り”したあげく、自分の人生をコントロールできなくなってしまうというコメディ・ドラマ。
家族より自分の出世を優先し、”万能リモコン”に振り回される主人公マイケル・ニューマンを演じるのは、『ロンゲスト・ヤード』(2005)のアダム・サンドラー、妻を演じるのはケイト・ベッキンセイル。マイケルにリモコンを渡し、彼の人生を翻弄する博士モーティ役にはクリストファー・ウォーケンがキャスティングされています。監督は『ウェディング・シンガー』(1998)などを手がけたフランク・コラチ。

主人公はアメリカの中流家庭を支える設計技師の男。妻と子供2人に囲まれ不自由ない生活に恵まれてはいるものの、仕事上での上昇志向が強く、家庭を全く顧みない日々が続いています。見方によっては十分に幸せなのですが、隣の家との暮らしぶりの比較も気になる始末。そんな男が人生を自由に操れる”リモコン”を手に入れたわけですから、家族や両親との”わずらわしい”時間はすっ飛ばして、とにかく出世街道をまっしぐらに突き進みます。そして、訪れる破綻...。
実はこのリモコン、嫌なことは”早送り”ができますし、過去の映像を見ることもできます。うるさい飼い犬の吠え声をコントロールすることも可能。ただし、”巻き戻し”てやり直すことが出来ません。

ファンタジックな展開の中、山あり谷ありでそれなりに最後は感動させますが、残念ながら例えば日本では、漫画家の藤子・F・不二雄先生あたりが、何度も使ってきたネタという感じがします...。邦題も残念。ラストもあまりにもストレート。それでも、救いはアダム・サンドラーのいやみの無い演技とクリストファー・ウォーケンのキャラクターのインパクト。軽くてちょっとハートウォーミングなコメディが見たい、という方に。

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