D-Movie(No.944)

・邦題:『チャッピー』
・原題:『CHAPPIE』
・監督:ニール・ブロムカンプ
・脚本:ショーン・エリス
・キャスト:ニール・ブロムカンプ、テリー・タッチェル他
・制作:2015年/アメリカ、メキシコ、南アフリカ
・ジャンル:SF
・上映時間:120分
・評価:★★★


2016年。南アフリカの犯罪多発都市、ヨハネスブルグ。ディオン・ウィルソンは警察用ロボットを開発する軍事企業テトラバール社に勤める才能溢れるエンジニア。彼は世界初となるAI搭載の戦闘用ロボットの製造を会社に提案するが、却下されてしまう。そこで、会社には内緒で独自にAIロボットを製作するが、あろうことかギャングに誘拐されてしまう。ギャングたちは、“チャッピー”と名付けたそのロボットに強盗を手伝わせようと目論んでいた。そんなギャングたちが与える知識を、スポンジが水を吸うように吸収し、急速に成長し始めるチャッピーだったが...という物語。

「第9地区」(2009)、「エリジウム」(2013)のニール・ブロムカンプ監督が、AI(人工知能)搭載の学習型ロボット“チャッピー”を主人公に描く近未来SFドラマ。人工知能の進化と可能性をテーマにしていますが、同監督の作品の特徴とも言えるバイオレンス要素も満載です。ロボットのCGも相変わらず凄い。ただ前2作と比べると、少しスケール感に乏しく、主人公の生きざまにも厚みがない感じがちょっと残念。今回のテーマからいくと、心と体の関係性についてもっと哲学的でもよかったかも。ところどころ脚本の粗さが目立つのも気になりました。シガニー・ウィーバーや、ヒュー・ジャックマンらの大物俳優による脇役はいい味を出しています。

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