D-Movie(WEEKLY)

・邦題:『あの日、欲望の大地で』
・原題:『THE BURNING PLAIN』
・監督:ギジェルモ・アリアガ
・脚本:ギジェルモ・アリアガ
・キャスト:シャーリーズ・セロン、シルヴィア他
・制作:2008年/アメリカ
・ジャンル:ドラマ
・上映時間:106分
・評価:★★★★


【 コメント 】
心に傷を抱え、生まれてまもない娘と夫から遠く離れて暮らしていた女性をめぐる運命の物語。主役となる二人の女性を演じるのは、シャーリーズ・セロンとキム・ベイシンガー。さらに主人公の少女時代を演じるのがジェニファー・ローレンス。3人ともアカデミーを手にしたことがあるという、豪華な布陣。監督は『21グラム』(2003)、『バベル』(2006)などで脚本を手がけたギジェルモ・アリアガ。監督してはこれがデビュー作となります。

アメリカ北東部、メイン州の海辺の街ポートランド。高級レストランの女マネージャー、シルヴィアは、心に傷を抱え、自らを罰するように行きずりの情事を繰り返していた。ある日、そんな彼女の前に、怪しげなメキシコ人と彼に連れらた12歳の少女マリアが現れる。シルヴィアは彼らから逃げるために、街を出ようと考える。一方、アメリカ南部ニューメキシコ州の国境沿いの町。アメリカ人主婦ジーナとメキシコ人ニックの不倫カップルは、密会場所として使っていたトレーラーハウスが突然の炎上。中にいた2人は抱き合ったまま帰らぬ人に。残されたジーナの夫はニックの家族に激しい憎悪を抱く。ところが、この事件で深く傷ついた娘のマリアーナは、いつしか不倫相手の息子サンティアゴと許されぬ恋に落ちてしまう...という物語。

冒頭のシャーリーズ・セロンの魂の抜けた演技、ヌードがまず衝撃的。重い物語を想起させます。そこから先は、ギジェルモ・アリアガ監督らしい、時制を入れ替え、いくつかの物語が同時進行していく演出。この手法によって、観る側の心は徐々にざわついていきます。不倫がテーマになっているのですが、そこに描かれているのは人間の業。そして大人によって引き裂かれる少女の心。この少女の心情をジェニファー・ローレンスが大熱演。彼女は本作で、ヴェネチア国際映画祭のマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞します。人間の心に重くのしかかってくるのは、いつも”人間”による罪。そしてまた、その罪から解放してくれるのも”人間”なのです。

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