D-Movie(No.862)

・邦題:『チャイルドコール 呼声』
・原題:『BABYCALL』
・監督:ポール・シュレットアウネ
・脚本:ポール・シュレットアウネ
・キャスト:ノオミ・ラパス、クリストッフェル・ヨーネル他
・制作:2011年/ノルウェー、ドイツ、スウェーデン
・ジャンル:サスペンス
・上映時間:96分
・評価:★★★


ノルウェーのオスロ。夫の暴力から逃れるため、保護監視プログラムによって郊外のアパートに暮らし始めたアナと8歳の息子アンデシュ。不安を拭いきれないアナは、“チャイルドコール”という音声監視モニターを購入する。ある日、そのチャイルドコールから子どもの悲鳴が聞こえ、慌てて息子の部屋を覗くが、彼は静かに眠っていた。購入した店に相談し、別のチャイルドコールと混戦したのではないかと説明されるアナだったが...という物語。

夫の暴力から逃れて最愛の我が子と2人暮らしを始めたヒロインに迫る危機を描いた北欧版サスペンス。冒頭の時間軸をずらした演出や、母の病的なまでの愛情表現から、これはひょっとしてすべて妄想系か?と思わせる進行。ところが母と息子はしっかりスキンシップを取りますし、監視員とのコミュニケーションもリアルな表現で、とりあえずそれはないか..と思っていたのですが..。結果的にはちょっと反則な展開です。それでも、全く別の事件を絡めることで、複雑でありながらスリリングな展開ですし、母と息子の愛と切なさを感じさせる部分もあります。伏線がすべて回収されないところは不満ですが、全体的にハリウッドっぽいバタ臭さがないので、それなりに楽しめました。

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