D-Movie(No.583)

・邦題:『ライフ・ドア 黄昏のウォール街』
・原題:『AUGUST』
・監督:オースティン・チック
・脚本:ハワード・A・ロッドマン
・キャスト:ジョシュ・ハートネット、ナオミ・ハリス他
・制作:2008年/アメリカ
・ジャンル:ドラマ
・上映時間:88分
・評価:★★


【 コメント 】
『ブラックホーク・ダウン』(2001)や『ラッキーナンバー7』(2006)などで活躍したジョシュ・ハートネットが、主演に製作まで手がけた作品。
主人公は新進気鋭のITベンチャー企業Landshark社の社長としてウォール街で注目を集める、ジョシュ・ハートネット演じるトム・スターリング。弟のジョシュア(アダム・スコット)と共に立ち上げた会社は急成長していたが、IT業界の株が暴落したことによって、破産の窮地に立たされる。それまで、業界でも注目を集め、常に強気で周囲の人物にも傲慢に振舞ってきたトムは、人生のツケを払わされる羽目になる...という物語。

原題は『AUGUST』。日本未公開の作品なので、ご多分に漏れず邦題はインパクト重視で『ライフ・ドア 黄昏のウォール街』となっています。2008年頃といえば、同じようにIT企業として急成長したライブドアの堀江貴文社長が逮捕されて数年という時期。まあ確かに似たような内容といえなくも無いですが...。
社長のトムには成り上がったがゆえの傲慢さがあるわけですが、そのあたりの描写をあまりどぎつく描いていないこと、またLandshark社の成功のプロセスや内容がよくわからないことなどから、なんとなく淡々とした印象を持ってしまいました。破産を回避するためにあがく様子もそれほどでもありませんし、昔の恋人とのエピソードもイマイチ。
それでも、ガレージロックなどの音楽をうまく使っていて、最後は切なさと小さいけれど希望が伝わってきます。この辺のいい意味での温度が低さや諦めと伴った喪失感は、80年代にアメリカの文学を牽引したジェイ・マキナニー(『レス・ザン・ゼロ』)やブレット・イーストン・エリス(『アメリカン・サイコ』)あたりが好きな人にはハマるかもしれません。

ちなみにトムの敵役としてデヴィッド・ボウイが登場しますが、彼の名に期待してみると残念な結果になりますのでご注意(笑)。ジョシュ・ハートネットとデヴィッド・ボウイの対決がメインに配置されていたらそれはそれで面白かったのかも。

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