D-Movie(No.795)

・邦題:『アナとオットー』
・原題:『LES AMANTS DU CERCLE POLAIRE 』
・監督:フリオ・メデム
・脚本:フリオ・メデム、エンリケ・ロペス・ラビニュ
・キャスト:ナイワ・ニムリ、フェレ・マルティネス他
・制作:1998年/スペイン
・ジャンル:ドラマ
・上映時間:112分
・評価:★★★


父親を無くした少女アナと、両親が離婚した少年オットー。ある日学校で、オットーが転がったボールを追いかけて走った先で出会ったのがアナ。不思議な偶然によって知り合った二人。オットーはアナの気を引くために、自分の思いを書いた紙飛行機を学校中に飛ばす。その紙飛行機が縁となり、アナの母親とオットーの父親が出会うことに。オットーの父親が、二人を送っていく申し出をしたことから、アナとオットーは急接近。やがて、二人の親は恋愛関係になり結婚。二人の子供であるアナとオットーは義兄弟になる。思春期を迎え、さらに距離を縮めていく二人。そんなある日、とある事件が起こる...という物語。

不思議な運命に導かれたアナとオットーの数奇な恋愛を描いた物語。アナとオットーのそれぞれの視点から話が進んでいき、二人のファンタジックで甘美な恋愛に常に緊張感を漂わせているあたり、監督の手腕ですね。二人の出会いとすれ違いが、偶然によって左右されるバランスが少し乱暴に感じるところもありますが、こだわりの映像もあって、独特の世界観が作り上げられています。フランス映画が好きな方には受け入れられそう。個人的にも好きなテイストの作品ですが、アナ役のナイワ・ニムリの美しさに比べ、オットー役のフェレ・マルティネスは、もっと他に適役がいそうな気がして残念。最後に二人が出会うフィンランドの映像は幻想的で美しいです。

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