D-Movie(No.679)

・邦題:『7DAYS U2を呼べ!』
・原題:『7 DIAS』
・監督:フェルナンド・カリフェ
・脚本:フェルナンド・カリフェ
・キャスト:エドアルド・アロヨ、ジェイミー・カミル他
・制作:2005年/メキシコ
・ジャンル:ドラマ
・上映時間:95分
・評価:★★


【 コメント 】
世界的人気バンドのU2を生まれ故郷のメキシコに呼ぶのが夢の三流プロモーターが主人公のドラマ。コメディ要素とサスペンス要素を絡めつつ、ハリウッド映画とは一線を画す雰囲気で楽しめる作品です。

三流コンサートプロモーターのクラウディオ。かねてからの夢は、伝説のロックバンド"U2"を生まれ故郷のメキシコ、モンテリーに呼び寄せることだった。ある日クラウディオは、コンサートの開催資金を稼ぐために、彼女に頼み込んでお金を調達し、マフィアのボス・ザマコナが経営するカジノへ行き一か八かの賭けに出る。結果は見事に失敗。さらに彼女に迷惑をかけないため、途中でこっそり金を返していたため、マフィアをだました結果になってしまう。そして今まさに命を奪われようとしたとき、思わず口走ったU2のコンサートへの思い。それを聞いたザマコナのひとり息子トニー。彼はU2のボーカル・ボノを聖人とあがめるほどの熱狂的なファン。地元でU2のコンサートが開催されるならと、クラウディオに1週間の猶予を与える。クラウディオの命がけの7日間がスタートした...という物語。

何とも荒唐無稽な物語ですが、クラウディオの近親者にプロモーターがいたり、冒頭でそれなりに伏線が引かれていて、リアリティが全くないわけではありません。それでも、ご都合主義で進んでいくあたりはちょっと納得がいきませんが、サスペンスだけではなく、クラウディアとマフィアの息子トニーの友情も描かれているので、クラウディアの恋人も含めたヒューマンドラマとして見ればいいのかもしれません。ただ、これだけ突拍子もないアイデアだと、もっとコメディに振れて、いっそのこと大団円になった方がよかった気もします。最後にU2のライブシーンが少しあるのですが、その選曲が「MIRACLE DRUG」というのも渋くてナイス。U2を知らない人より知っている方が楽しめるのは間違いないので、そのあたりで少し見る人を選ぶ作品かもしれません。

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